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 第513回 田辺寄席 11月21日(土)昼席午後1時40分開演
  《新じっくりたっぷりの会―桂文也の段》


一、 道具屋      桂 まめだ(文福門下)
 大阪・東京ともに演じられている「道具屋」。大阪では阪町、本町周辺を舞台に。東京では浅草にほど近い蔵前を道具屋の舞台にしている。

二、二人癖  桂 文也(五代目文枝門下)
 江戸落語では「のめる」という題名の噺。三代目三遊亭金馬は「のめる」ではなく、題名を「二人癖」で演じていたという。

三、五一三号笑呆亭…
大江山酒呑童子・鬼切丸由来   桂 文太(五代目文枝門下)
 酒呑童子伝説の原形は、源頼光や「四天王」と呼ばれる家臣たちが退治した物語に、大江山に存在した山賊の話が結びついたとされる。酒呑童子の住処は、大江山と伊吹山の二説ある。

中入り

四、奥野君の選挙     桂 三金(三枝門下)
 三金さんの新作、奥野君シリーズ。「奥野君のコンパ」「奥野君の彼女」など…これまで代表作も数多く生まれ、奥野君こと等身大の三金さんが噺でも朗らかな空気を生み出してくれる。

五、夢の革財布 桂 文也(五代目文枝門下)
 江戸落語屈指の人情噺「芝浜」。三遊亭圓朝が「酔っ払い・芝浜・財布」で作った三題噺と言われていることは有名。上方では「夢の革財布」として演じられることがほとんどである。

第514回 田辺寄席 11月21日(土)夜席午後6時10分開演
 《新じっくりたっぷりの会―桂雀松の段》


一、 大安売り  桂 ひろば(ざこば門下)
 「大安売り」の他にも、「鍬潟」「相撲場風景」「花筏」「幸助餅」など…上方落語には相撲を題材にした噺が多くある。

二、 マキソム・ド・ゼンザイ      桂 雀松(二代目枝雀門下)
 「ぜんざい公社」の現代版を…と、落語作家・小佐田先生が作った新作。誰も食したことはないであろう、善哉のフルコースが目の前に広がってくる。さぁ!食せよ、皆の衆!

三、五一四号笑呆亭…『親子茶屋』から 桂 文太(五代目文枝門下)
 別名を「夜桜」または「廓の夜桜」。「親子茶屋」とは違い、ほんのりした風情をタイトルから印象付けられる。

中入り

四、替り目        桂 こごろう(南光門下)
 同期の「ラクゴリラ」メンバーで、今年の五月に襲名を果たした桂文三師に引き続き、再来年、“桂南天”を襲名予定のこごろう師。今後もさらなる活躍が期待されている。

五、三枚起請       桂 雀松(二代目枝雀門下)
 先日、自身の独演会でもこの「三枚起請」を披露した雀松師匠。艶っぽさと同時に、かわいさと意地悪さを持ち合わせた女性…そんな女性が、師匠の噺には意気揚々としている。

第515回 田辺寄席 11月22日(日)昼席午後1時10分開演
  《新じっくりたっぷりの会―桂一蝶の段》


一、 狸賽        露の 雅(都門下)
 田辺寄席初登場の雅さんは、露の都師匠の一番弟子。高校時代は朗読、母校の近畿大学では文芸学部芸術学科に属し、芝居に明け暮れた青春時代を過ごした経歴の持ち主。芸に従事した足跡を活かした高座は必見!

二、首提灯      桂 一蝶(二代目春蝶門下)
 三遊亭円生が芸術祭参加作品として演じた「文七元結」より、自身が短く演じた「首提灯」で文部大臣賞を受賞した逸話が残っている。

三、五一五号笑呆亭…『藁人形』から 桂 文太(五代目文枝門下)
 上方では「丑の時詣り」。嫉妬深い女が丑の時(午前二時)に神社で釘と金槌を持ち、呪う人の模型を神木に打ち付けた。そうすると、満願の日に呪われた人が死ぬとされていた。

中入り

四、 町内の若い衆     桂 春雨(春團治門下)
 江戸落語で主に演じられている「町内の若い衆」。大阪でも染丸師匠と二人会を催している柳家権太楼師匠がこの噺を寄席でよく演じており、得意としている。

五、高津の富       桂 一蝶(二代目春蝶門下)
 「高津の富」をこの時期に聴くとなれば、年末ジャンボ宝くじに飛びついて、つい夢物語を描きたくなるのがロマンというものだろうか。


 紹介文執筆…吉田 達




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