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第486回 田辺寄席 2月21日(土) 昼席 午後1時40分開演
  《いちもん会》


一、延陽伯      桂 雀太(雀三郎門下)
 延陽伯とは、「縁良うはく」という意味が由来とされている。江戸落語では「たらちね」。「たらちね」とは「垂乳根」と書き、母親の意味。ちなみに父親は「垂乳男(たらちお)」という。

二、がまの油   桂 紅雀(二代目枝雀門下)
 がまの油は東京では筑波山にある寺の上人が作った、怪我によく効く塗り薬として評判に。大阪では伊吹山で作られたといわれ、伊吹山は薬草の本家であった。

三、四八六号笑呆亭…『文六豆腐』から
   桂 文太(五代目文枝門下)
 江戸の「文七元結」を上方版に仕立て直した、文太師匠の手腕が光る傑作贋作噺の一つ。人情噺の代表格である「文七元結」。この噺、文太師匠がどう料理するか。

中入り

四、魚の狂句      桂 団朝(米朝門下)
 狂句とは滑稽な俳句、川柳のこと。道頓堀川を南に下った阪町周辺を、新町、島之内、北新地と比べれば一段落ちた色町であることを噺の中での狂句でも表している。

五、小倉船        桂 雀松(二代目枝雀門下)
 昔話の浦島太郎の登場人物が総出演!浦島はもちろん、乙姫様も出てくるは、鯛や平目の舞い踊りも見られる豪勢な噺。ただ浦島と勘違いされた男の運命は…



第487回 田辺寄席 2月21日(土) 夜席 午後6時10分開演
  《いちもん会》


一、東の旅〜発端からもぎとり 桂 さろめ(あやめ門下)
 近頃、田辺寄席デビューを飾る噺家さんが急増している。この夜席トップバッターを務めるさろめさんも今回、田辺寄席初登場!桂あやめさんの一番弟子である。

二、野ざらし     桂 かい枝(五代目文枝門下)
 昨年、文化庁文化交流使として半年間のアメリカでの英語落語公演を無事終えて帰国したかい枝さん。全米三十都市をキャンピングカーでご家族と一緒に回り、シカゴやニューヨークでの上方落語公演に尽力した。

三、四八七号笑呆亭…『二番煎じ』から
 桂 文太(五代目文枝門下)
 一度煎じたものを「二番煎じ」と言うが、前の繰り返しという意味合いも。ドラマでも大ヒットした物語と似たような内容がスタートすると、二番煎じとして評価が低く見られる傾向が。

中入り

四、祝いのし     桂 文昇(五代目文枝門下)
 文昇さんの噺家生活がスタートして二十五年、小國から文昇を襲名して十一年目の今年の四月、天満天神繁昌亭で独演会を開く。

五、げほう頭     桂 枝三郎(三枝門下)
 げほう頭というのは、頭の長い人のこと。「手水回し」にも出てくるが、げほうとは“外法”と書き、途方もないという意味である。



第488回 田辺寄席 2月22日(日) 昼席 午後1時10分開演
  《いちもん会》


一、寄合酒     笑福亭 喬介(三喬門下)
 喬介さんの「寄合酒」を初めて見た時のインパクト、いまだに印象に残っている。その原点は…師匠である三喬師匠、そして大師匠・松喬師匠の要素がふんだんにつまっているようだ。

二、ベルセバブの蝿    笑福亭 たま(福笑門下)
 ベルセバブとは、天界で熾天使として権勢を振るっていた悪魔八階級の一番目。イエスの地獄への来臨をめぐってサタンと争い、イエスによって地獄の支配権を得、彼に「悪魔の頭」と言わしめたともイエスによって地獄に幽閉されているとも云われる。

三、四八八号笑呆亭…『悋気の独楽』から
桂 文太(五代目文枝門下)
 定吉がせがむ万年筆のお店がある大宝寺町とは、心斎橋筋に垂直に交差する通り。鰻谷通より一本、南の筋に位置している。

中入り

四、宿題(作・桂三枝)
    笑福亭 銀瓶(鶴瓶門下)
 噺家生活二十年目を迎え、ますますの飛躍ぶりがうかがえる銀瓶さん。今回は日本語であるが、韓国版「宿題」も必見だ。

五、鼓ケ滝       笑福亭 仁勇(仁鶴門下)
 「音にきく 鼓ケ滝をうちみれば かわべにさくや 白百合の花」。西行法師が詠った名歌の一首として知られている。


 紹介文執筆…吉田 達




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