田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。
  06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!!
2007年 月 演者・演題目録トップへ

第429回 田辺寄席7月21日(土)昼席
《いちもん会》


一、いらちの愛宕詣り /笑福亭瓶成(鶴瓶門下)

 師匠の鶴瓶が若手の頃に得意によく演っていたネタで、今回そのネタをつけていただきました。師匠にお稽古していただくのは初めてでしたが、師匠は意外にキッチリお稽古をして下さいました。
…(瓶成・談)

二、おごろもち盗人 /笑福亭風喬(松喬門下)

 噺家になってやりたいネタの一つだったので、師匠の松喬や三喬兄さんや吉朝師匠のを参考に自分なりの「おごろもち盗人」をこしらえました。まだ余りやっていませんが、一生懸命演じます。

…(風喬・談)

三、新シリーズ429号笑呆亭/「嵐雪抄伝」から 
 桂 文太(五代目文枝門下)

 講釈ネタを落語にしたもので、場所も土地勘がある、京都と大阪に変えたり、小道具にお守りを作ったりしました。衝立ての見返り美人の件(くだり)は、文太の創作です。ちょっと変った怪談噺とも言えます。

…(文太・談)

〈仲入り〉

四、夢屋−さとう裕 作− /笑福亭伯鶴(六代目松鶴門下)

 さとう裕さんが30年程前に初めて書いた創作落語。元々は擬古典であったものを、さとうさんと相談の上で、前半を現代に変えて、5、6年前からやっています。

…(伯鶴・談)

五、らくだ /笑福亭鶴志(六代目松鶴門下)

 うちの師匠に「稽古をつけてくれ、稽古をつけてくれ」と言っても、稽古をつけてくれなかった。ある日、「稽古したる」と、「何をつけて欲しいねん」と言うので「蔵丁稚をお稽古して下さい」と言った。すると師匠は「ニンやない」と、「おまえはらくだをやれ」と、「ほな、つけてくれまっか」と言ったら、「自分でやれ」と、「よし」と思い自分でやったネタ。師匠の持論は「落語というものは、習ってやるもんやない。自分で稽古するもんや」

…(鶴志・談)

※開口0番 (文太の前ばなし)「ら」の巻/落書き
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第430回 田辺寄席7月21日(土)夜席
《いちもん会》


一、初恋 /桂 三ノ助(三枝門下)

 師匠三枝の創作落語は15作程やらせていただいています。この「初恋」は、4月にネタおろしをしたばかりですが、演者の私自身がいかにイケ面に見えるかがポイントです。その辺は地でいけるかな…。

…(三 ノ助・談)

二、青菜 /桂 文鹿(文福門下)

 やり始めて6、7年になりますが、夏場だけのネタなので、年に2、3度しか演じられません。今回は田辺寄席で出来るので、その分丁寧に演じたいと思います。

…(文鹿・談)

三、新シリーズ430号笑呆亭/「無妙沢」から
 桂 文太(五代目文枝門下)

 東京落語の「鰍沢」をこちらに移したもの。名作と言われるだけあって、骨組みがしっかりした噺なので、ストーリーを丁寧に演じるようにしています。こんな下げをつけてみました。

…(文太・談)

〈仲入り〉

四、色事根問 /桂 坊枝(五代目文枝門下)

 私は色んな噺がある中で、喜六が活躍する噺が大好きです。この「色事根問」は喜六のニンが出ていて大変好きなネタです。稽古屋へ入る時には、4までしかやりませんが、今回は10まで。余り下品にならないように気軽に笑っていただけるように演じたいと思っています。

…(坊枝・談)

五、質屋蔵 /桂 枝女太(五代目文枝門下)

 4月14日天満天神繁昌亭で開いた「30周年記念・枝女太独演会」で初演しました。一人喋りの件(くだり)が結構長いので覚えるのに大変苦労しましたが、どうにかこうにか演じ切ることが出来ました。得意ネタの一つに育てて行きたいと思っています。

…(枝女太・談)

※開口0番 (文太の前ばなし)「む」の巻/無筆
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第431回 田辺寄席7月22日(日)昼席
《新・じっくりたっぷりの会−桂文太の段》


一、動物園 /森乃石松(福郎門下)

 このネタは枝三郎師匠にお稽古していただきました。長谷川さんとか、河村さんとか、文枝一門の師匠連の本名が出てきます。明るく元気よく演じるようにいたします。

…(石松・談)

二、長尾さん−くまざわあかね作− /桂 しん吉(初代吉朝門下)

 携帯電話のマナーについて皮肉ったネタで,師匠の吉朝が、5、6年前に一度だけ演じました。それを見ていて「これはすごいネタだ」と思い、私自身、5、6回チャレンジしています。

…(しん吉・談)

三、新シリーズ431号笑呆亭/「鰻の幇間」から
 桂 文太(五代目文枝門下)

 幇間の活躍する噺と思い、比較的若い頃に東京の「鰻の幇間」をこちらに移した。当時「鰻の幇間」というと、先代文楽師匠が十八番だった。けったいなくすぐりを入れていますが、お叱りのないように…。

…(文太・談)

〈仲入り〉

四、阿弥陀池 /桂 米平(米朝門下)

 「阿弥陀池」はお聞きになっても分かるように、同じような事をくり返し喋ります。なるべく、言葉を整理して、ダレないようにテンポよく持っていきたいと思っています。やり出した頃は30分近くありましたが、この頃は20分前後で演じるようにしています。

…(米平・談)

五、八五郎出世 /桂 文太(五代目文枝門下)

 「一目上がり」「二番煎じ」「三枚起請」「四人癖」「五両残し」「六尺棒」「七段目」…と演題を並べた「一目上がりの会」で「八五郎坊主」ではなく「八五郎出世」を選び、演じました。あれもこれもといって演じると、むやみに長くなるので,思い切りカットし、この方法で やっています。前半の件(くだり)は、文太の工夫です。
…(文太・談)

※開口0番 (文太の前ばなし)「う」の巻/嘘



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