田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。
  06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!!
2008年 1月     演者・演題目録トップへ
第447回 田辺寄席1月19日(土)昼席
《いちもん会》


一、寄合酒 /笑福亭智之介(仁智門下)

入門1年目の2000年に余興先の老人ホームの楽屋で仁嬌師匠と仁福師匠に教えてもらいました。仁嬌師匠は細かくアドバイスして下さいましたが、仁福師匠は「それでええのんとちゃう」とたった一言でした。 このネタはやる度に発見のある噺です。
…(智之介・談)


二、池田の猪買い /笑福亭仁昇(仁鶴門下)

噺家になって初めて、師匠の仁鶴に稽古してもらったネタです。ネタが上がってからネタ下しまで1年半かかりました。ネタの季節と落語会の季節が合わなかったためです。初演の「猪買い」を聞いて下さっていたお客さんが、15年後、このネタをお聞きになって、「チョッとも変わってまへんな」とおっしゃったのは、どう言う意味だったのか今でも不可思議です。
…(仁昇・談)


三、447回笑呆亭「明烏」から /桂 文太(五代目文枝門下)

文太の贋作シリーズの中でも大好きなネタの一つ。ベースは勿論八代目桂文楽師匠の「明烏」。若旦那もそうだが、源兵衛と清八をどう描くか、その辺りが面白いネタです。
…(文太・談)


〈仲入り〉

四、正月丁稚 /笑福亭仁嬌(仁鶴門下)

正月丁稚は、約30年前に師匠に稽古をつけていただいたネタです。昔の商家の正月の雰囲気と、丁稚の子どもらしさ、可愛らしさが出せたらいいなと思っております。
…(仁嬌・談)


五、初天神 /笑福亭小つる(六代目松鶴門下)

師匠五代目枝鶴の直伝です。後年六代目松鶴師匠の枝鶴時代の「初天神」を聞きました。五代目枝鶴と全く同じ型なのでびっくりしました。六代目の枝鶴時分は、それは若く勢いのあるやり方をしてたのかなと思います。私も若くて勢いのあるやり方で演じたいと思います。
…(小つる・談)

 
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第448回 田辺寄席1月19日(土)夜席
《いちもん会》


一、狸賽 /桂壱之輔(春之輔門下)

このネタは5、6年前に教えていただいたのだが、ずっとやっていませんでした。昨年の9月、名古屋であった小春団治兄さんの会で久し振りに演じた所、よく笑っていただいたので、又、かける気になりました。つぼの振り方など気を遣ってやっています。
…(壱之輔・談)


二、いかけ屋 /桂 福矢(福団治門下)

2006年に大師匠の春団治師匠からお稽古していただきました。子どもがたくさん出てくるので、前にいてる子どもとか、後ろにいてる子どもとかの目線・位置決めに気を付けています。基本的には大師匠の通りにやっていますが、以前、「うなぎ屋」の件(くだ)りをつけてやったこともあります。今回は…。
…(福矢・談)


三、448回笑呆亭「愛宕山」から /桂 文太(五代目文枝門下)

師匠文枝の「愛宕山」の鳴物を何度となく打たしていただいた。荷物を背負って山を登る所、かわらけを投げる所、絶品だった。太鼓を打っていて見過ごしに、乗って演じておられるのがよく分かったものだ。稽古をしていただいた時、「お前、足痛いか」と聞かれるので、「何ともありません」と答えたら、「それでは山に登ってないわ」と一言おっしゃった…。
…(文太・談)

〈仲入り〉

四、心中縁網島 /桂 春雨(春団治門下)

昨年の3月、京都文化会館で初演しました。東京の会などでも演じ、5、6回やっています。初めての新作です。大事に育てたいと思います。
…(春雨・談)


五、つぼ算 /桂梅団治(春団治門下)

このネタは、10年程前に二代目春団治師匠のテープを聞き、仁鶴師匠、松鶴師匠の音源を参考にさせていただき覚えたものを、師匠三代目春団治に見てもらって仕上げたネタです。「二代目春団治師匠のテープで覚えたので見てもらえますか」と言って見てもらった所、「ウチのおやじのんこんなんちゃうで」と言われた噺です。
…(梅団治・談)

 
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第449回 田辺寄席1月20日(日)昼席
《いちもん会》


一、つる /桂さん都(都丸門下)

このネタは米朝一門にとって思い入れの深いネタです。いつもやらせていただく時は、やはり師匠に教わった通り、きっちりやる事を心掛けているのですが、いつもままなりません。後半、男が面白がってるのに、自ら墓穴を掘ってしまう所をやる時は苦労しています
…(さん都・談)


二、替り目 /桂都んぼ(都丸門下)

酔っぱらいは嫌いです。こちらが噺家だというだけで、すぐにからんでくるのが嫌いです。でも、そんな酔っぱらい達も正体は可愛いかも知れません。替り目はそんなネタです。
…(都んぼ・談)


三、449回笑呆亭「猿後家」から /桂 文太(五代目文枝門下)

若い時分に師匠の文枝から教わりました。師匠は地方に行き、余り落語を知らないお客さんの前でも、このネタを演じ、爆笑をとっていました。私はこのネタをそんな所では恐くてようやりません。師匠のあのパワーは一体何だったのかと、今でも思います。
…(文太・談)


〈仲入り〉

四、義士銘々伝「安兵衛高田馬場の決闘」 
/旭堂南華(三代目南陵門下)

南華が赤穂義士の中で一番好きな堀部安兵衛。高田馬場からの帰り道、返り血で染まった黒紋付で、水のように一升五合の酒を一気に飲みます。バリ格好いいのです。南華がよくやっているネタの一つです。
… (南華・談)


五、ねずみ /桂 都丸(都丸一門)

このネタは亡くなった先代の歌之助兄さんにつけていただきました。小佐田先生が岡山の噺に脚色しました。左甚五郎についてインターネットで調べると700位あり、逸話は300。その内の8割がウソだということが分りました。
…(都丸・談)

 


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