田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。
  06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!!
2008年 7月     演者・演題目録トップへ
第465回 田辺寄席 08年7月20日(土)昼席
《いちもん会》

一、月並丁稚        桂 福丸(福団治門下)

 これは、師匠につけて頂いたネタです。去年の9月、高石市のアプラホールで初めて高座にかけました。丁稚さんの可愛らしさが出るよう心掛けています。
…(福丸・談)

二、おごろもち盗人     桂 福矢(福団治門下)

 三喬兄さんにつけて頂きました。昨年あたりから、よく演らせて頂いております。盗人が開き直るところの対比、ぽーんと返るように出来るだけしています。後半の「からっけつ」と盗人の腹の探り合いのような所を、気をつけて演るようにはしております。嫌味が残らないように演じたいと思っています。 
…(福矢・談)

三、465号笑呆亭/「青菜」から     桂 文太(五代目文枝門下)

 師匠方や先輩方の「青菜」を聞いていると、ゆったりした植木屋さんの気分が出て、そこに涼しささえ感じますが、どうも私はそんな所が苦手で、未だにコント的な演じ方しか出来ません。今回もそうなるのかな……。
…(文太・談)

(仲入り)

四、そめすけの物真似噺あれこれ    林家そめすけ(染丸門下)

  10年ほど前、太平シローさんが吉本復帰の折に、物真似グループを作った。私がある飲み屋で、しゃれで物真似をしているのを見て、「これは面白い」と、むりやりグループに引っ張り込まれた。それがきっかけで、OBC主催の「上方漫才大賞」歴代の受賞者を、物真似で演じることになりました。ダイマル・ラケット、酒井くにお・とおる、いとし・こいし等々…。今は忘れられているかも分らないが、そんな漫才を残していきたいと思っています。
…(そめすけ・談)

五、宿屋仇        桂 春駒(春団治門下)

 この「宿屋仇」は長いネタなので、酒を減らし、タバコを減らし、毎日ジョギングをして身体を鍛えています。秋の独演会では、「地獄八景亡者戯」を演りますが、その時には、どうして身体を鍛えようかなあ…。
…(春駒・談)

※ 開口0番(文太の前ばなし)「け」の巻/「けつね」



第466回 田辺寄席 08年7月20日(土)夜席

一、 子ほめ       桂とま都(都丸門下)

  桂とま都です。おなじみの「子ほめ」でおつきあいを願います。このネタは、師匠に初めて教わったネタであります。というより、これしかまだ習っていないといえるかも分りません。一生懸命がんばりますので、よろしくお願いいたします。
…(とま都・談)

二、赤壁明神の由来     旭堂南海(三代目南陵門下)

  私の生れ故郷、兵庫県加古川が舞台のはなしです。地元では知られていませんでしたが、講談では、大正年間によく演じられたネタで、新聞小説やお芝居になったヒット作だそうです。故郷のお話ですから、思い入れもひとしおです。 
…(南海・談)

三、466号笑呆亭/「居残り佐平次」から   桂 文太(五代目文枝門下)

  私が演じる贋作物の一つで、「明烏」や「幾代餅」を新町に、「つるつる」を曽根崎に。「松島心中」や「袈裟茶屋」を松島に、「お茶汲み」を飛田に移して演じてきましたが、私自身、大阪での遊びに飽き、場所をこんな所にしてみました。連中がどこに行くかは、聞いてのお楽しみです。
…(文太・談)

(仲入り)

四、腹話術        千田やすし(川上のぼる門下)

  昨年10月に出演させて頂いて以来の出番、ありがとうございます。「何回見ても、腹話術っておもしろいなあー」と言われるようにがんばります。人形のひかるちゃんも元気ですよ。“笑う門には腹話術” 
…(やすし・談)

五、代脈          桂 米輔(米朝門下)

 大阪の「代脈」といえば、初代春団治や仁鶴さんの印象がありますが、私は一部、東京の志ん朝師匠の、さわやかな演出を参考にさせて頂いております。もっとも、噺の出来は、志ん朝師匠のようにさわやかとは参らないのが残念です。 
…(米輔・談)

※開口0番(文太の前ばなし)「こ」の巻/「後藤一山」



第467回 田辺寄席 08年7月21日(日)昼席

《新・じっくりたっぷりの会ー桂文太の段》


一、時うどん       笑福亭呂竹(呂鶴門下)

  私はサウスポーなのですが、うどんを食べる仕草は、右手で扇子(おはし)を持つので、最初は非常にぎこちなかったのですが、実際に右手ではしを使い、うどんを食べる練習をして、それらしく見えるように苦労しました。その成果をご覧ください。
…(呂鶴・談)

二、遊山船        桂 しん吉(初代吉朝門下)

  この「遊山船」は、うちの師匠吉朝に、私が弟子入りしようと思ったきっかけのネタです。師匠に弟子入りし、年季明けをして、すぐにお稽古をつけて頂いた思い入れのある噺です。その頃を思い出し、一生懸命演じますので、よろしくお願いいたします。
    
…(しん吉・談)

三、467号笑呆亭/「植木屋娘」から    桂 文太(五代目文枝門下)

  師匠の文枝は、若い時演じていましたが、晩年はほとんど演じなくなった噺の一つです。私も腑に落ちない所や、納得のいかないサゲなので、手掛けませんでしたが、前々から「『植木屋娘』を聞きたいわ」というリクエストの声もあり、演ってみることにしました。師匠の文枝や枝雀師匠のように、うまく出来ないとは思いますが、最後までよろしくお付合い下さい。
…(文太・談)


(仲入り)

四、浪曲 「両国夫婦花火」 春野美恵子(百合子門下)(曲師 岡本貞子)

  師匠から、自分によく似ているとほめて頂いた『両国夫婦花火』、「ドカーン」と田辺寄席のお客様に花火が見えますようにがんばります。

…(美恵子・談)

五、幾代餅        桂 文太(五代目文枝門下)

この「幾代餅」は文太が演じる贋作物の一つです。「火焔太鼓」や「うなぎの幇間」「袈裟茶屋」を演り出した時、「え、なんで東京ネタを?」という疑問符のつく声もありましたが、贋作物を演っていく内に、「明烏」や「八五郎出世」や「坊主の遊び」などは、「あれ聞きたい、また演ってください」というリクエストを受けるネタになりました。これからもどんどん演っていきますので、応援をよろしくお願いいたします。    
(文太・談)


※開口0番(文太の前ばなし)「さ」の巻/「三題噺」 

 


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