田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。
  06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!!
2008年 8月     演者・演題目録トップへ
第468回 田辺寄席 8月16日昼席 いちもん会

一、四人癖        笑福亭鉄瓶(鶴瓶門下)

  最近お稽古に行かせて頂いたネタです。4人のキャラクターと4人の癖が分かりやすく伝わるように心掛けています。今のところこのネタは、2、3回しか演じていませんが、一生懸命演じたいと思います。
…(鉄瓶・談)


二、壷算          笑福亭風喬(松喬門下)

  このネタは、師匠松喬についているとき、5席目に習いました。その時分、私のキャリアではやれる所はなかったので、なかなか高座にかける機会はありませんでした。今年の春、春団治師匠の「喜寿の会」で、南光師匠が楽しそうに演っておられるのを見て、私も演ってみたくなりました。楽しく演じたいと思います。
…(風喬・談)


三、468号笑呆亭/「閻魔堂奇譚」から   桂 文太(五代目文枝門下)

  人があまり演らない「怪談噺」をと思い、贋作シリーズの中にこの「閻魔堂奇譚」を入れています。夜中に稽古すると怖いので、昼間に稽古するんですが…。あー怖わ!
…(文太・談)

(仲入り)

四、お玉牛        笑福亭達瓶(鶴瓶門下)

  春団治師匠にお稽古して頂きました。1月の終わり頃に通い始め、4月の中頃あげて頂きました。5月、師匠鶴瓶がやっている「無学の会」でネタおろしさせて頂き、田辺寄席が四回目です。春団治師匠に教えて頂いた通り、丁寧に華麗に演じたいと思います。
 …(達瓶・談)


五、天狗裁き       笑福亭仁嬌(仁鶴門下) 

  このネタは、4,5年前から演らせてもうてまして、主人公の喜八が、だんだんと困っていく様子を演じられたらいいなあと思いながら演っております。登場人物が多いので、それぞれのメリハリに注意して演じるよう心掛けています。
  …(仁嬌・談)


※ 開口0番(文太の前ばなし)「し」の巻/「笑福亭代々」 


第469回 田辺寄席 8月16日夜席 いちもん会

一、 お忘れ物承り所(桂三枝作)       桂三四郎(三枝門下)

この落語は、うちの師匠桂三枝に私が入門したての頃、余りにも受けなかったので、見兼ねた師匠が口移しで稽古して頂いたネタです。そのお陰で、落語を演じ、初めてお客さんに笑って頂いたという、私にとって思い出深いネタです。今日も受けるように演じます。
 …(三四郎・談)


二、短命         桂 文華(五代目文枝門下)

  このネタで気をつけている事は、出来るだけきれいなお嬢さんを想像して頂けるように演じることと、それからあまり下品にならないように演じることを心掛けております。
              …(文華・談)


三、469号笑呆亭/「親子酒」から   桂 文太(五代目文枝門下)

  「酔払いは、六代目(笑福亭松鶴師匠)がええさかいなあ」と仰言って、師匠文枝はあまり酔払いの出てくる噺は演じませんでした。そんな師匠が、劇場などで演じていたのがこの「親子酒」です。五代目松鶴師匠の型です。
…(文太・談)


(仲入り)

四、あこがれのカントリーライフ(桂三枝作)    桂 珍念(文珍門下)

  私の知合いで東大の医学部を出て医者をやっていたが、医者をやめ、和歌山の熊野で鶏を飼い、お米を作り、自給自足の生活をしている人がいます。その人が、過疎化や日本の自然について考える集いに、全国からたくさんの人がやってくる。そこで、「珍念さん、落語をやってくれ」と頼まれたので、三象さんに教えて頂き演じました。三枝師匠の創作落語を演るのは初めてでした。今回はその結果報告です。
…(珍念・談)


五、同窓会        桂 文福(文福一門)

  何年たっても思い出は変わらんもんですが、久しぶりに「同窓会」に行くと、先生と思ってあいさつしたら、「お前とは同級生や」と言われたこともあります。我々芸人は気が若かったり、着ている格好が若かったりするが、堅気の人は、それなりに年を重ねて、人生の重みを感じたりするものです。そんな懐かしい「同窓会」の1コマです。
  …(文福・談)


※ 開口0番(文太の前ばなし)「す」の巻/「崇徳院」について


第470回 田辺寄席 8月17日昼席 いちもん会

一、平林         桂ちょうば(ざこば門下)

 旦さんから預かった手紙、「平林」をただただ間違って読まれていくだけの噺ですが、それが流れないように、なぞってしまわないように、常に真剣に読むよう心掛けて演じています。
        …(ちょうば・談)


二、稲荷俥        桂 吉坊(初代吉朝門下)

 この「稲荷俥」は、夜の空気というものと、あと明治の中頃という時代を表す言葉などで景色を表現する。そういう所が私自身大好きで、小品ながら大事にしたいネタです。昼日中の暑いさなかに演らせて頂きますが、夜の暗さと明治ののんびりした雰囲気が出ればと思っています。
…(吉坊・談)


三、470号笑呆亭/「大江山酒呑童子・大蛇太夫」から  
 桂 文太(五代目文枝門下)

 贋作芝居噺「大江山酒呑童子・鬼切丸の由来」の姉妹編。芝居噺は面白い所へ行くまでに時間がかかり、どうしても長くなりがちです。この「大蛇太夫」は、できるだけコンパクトにまとめてみました。
…(文太・談)


(仲入り)

四、酔いどれ交番所     月亭遊方(八方門下)

  天王寺には、よくこんなおもろいおっちゃんがいてます。そんなおっちゃんが、天王寺の交番所に暇つぶしに出入りをしています。警官の方も慣れっこなのか、それを半ば受け入れてるような、そんな微笑ましい光景を見て、それを落語にしてみました。
…(遊方・談)


五、千両みかん        桂 米二(米二一門)
師匠米朝の2枚組で23集まで出たLPレコードの第1集のトップにこの「千両みかん」が入っています。学生の頃に、この「千両みかん」を何度も何度も聞きました。噺家になって若い時にはとても出来ないと思っていましたが、近頃は多少はましに演じられるかなと思うようになり、今年は数回演じてみようと思っています。
 …(米二・談)


※ 開口0番(文太の前ばなし)「せ」の巻/「船場」 




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