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田辺寄席では「田辺寄席ニュース『寄合酒』」にて演者・演題を知 らせています。 06年3月までは桂文太師匠のコメント付きでしたが、06年4月 からは、それぞれの演者のその「ネタへの想い」を語ってもらっていま す。必見です!! |
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2008年 10月 演者・演題目録トップへ |
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第474回 田辺寄席 10月18日(土)昼席午後1時40分開演 《いちもん会》 一、犬の目 笑福亭生寿(生喬門下) このネタは、うちの師匠、生喬に最初につけて頂いたネタです。松喬一門は、この「犬の目」が手ほどきです。演じる時は、師匠にお稽古して頂いた通り、きっちり演るよう心掛けています。
二、看板のピン 笑福亭扇平(仁扇門下) 米朝師匠のDVDを参考に、出来るだけそっくりそのまま演るように心掛けています。演り始めて1年程ですが、どこまで教科書通りやれているか?
三、474号笑呆亭/「喧嘩長屋」 桂 文太(五代目文枝門下) 師匠五代目文枝の十八番。師匠の「喧嘩長屋」は、長屋の住人を生き生きと描いておられましたし、何より面白かった。 …(文太・談)
(仲入り) 四、有馬小便 笑福亭伯鶴(六代目松鶴門下) うちの師匠六代目松鶴のネタです。私がこのネタが好きなのは、噺の中で、「銭もうけにきれいも汚いもないねん。汚のう稼いで、きれいに使うたらええねんや」、この言葉が好きで、ちょいちょい演じています。ただし、三代目春団治師匠のように、きれいには演れませんが……。 …(伯鶴・談)
五、高津の富 笑福亭鶴志(六代目松鶴門下) このネタは、うちの師匠の十八番で、入門して三年目位の時に、岩田寄席で演ったら、それが新聞に載り、ご覧になった師匠が「勝手に演りくさって」と怒られたようだが、ある辞めた弟子が「よう演りまんな」と言ったら、師匠が「勉強しとんのやないか、しょうもないことぬくかすな」と、その弟子を怒られたそうだ。
※ 開口0番(文太の前ばなし)「つ」の巻/「つく」 第475回 田辺寄席 10月18日(土)夜席午後6時10分開演 《いちもん会》 一、 寿限無 桂ぽんぽ娘(文福門下) 「寿限無」は、師匠文福に2席目につけて頂いたネタで、「寿限無」の中にぽんぽこの名前が出てくるので、私にとってすごく愛着のある噺です。一番よく掛けているネタなので、当日もがんばります。
二、奥野君の結婚式 桂 三金(三枝門下) 先日、私の妹が結婚しました。兄貴の私は、ただ今花嫁募集中です。最近では、相手の容姿、年齢等は問いません。何ならニューハーフでも結構です。きっと私の結婚式でも、新郎自らバルンショーをやると思います。
三、475号笑呆亭/「米揚げ笊」 桂 文太(五代目文枝門下) 師匠五代目文枝の「米揚げ笊」は、五代目松鶴師匠から習われたのだと思うが、若い頃に練りに練っておやりになっておられたのだと思う。それが証拠に、文太「時うどん」、師匠「米揚げ笊」でテレビ録りをした時、「長いこと『米揚げ笊』なんか演ってないねんや」とおっしゃっておられたが、その「米揚げ笊」は絶品だった。
(仲入り) 四、火焔太鼓 桂 坊枝(五代目文枝門下) この「火焔太鼓」は、お聞きになっても分かるように、損する人や悪い奴も出てこないし、みんなが楽しくハッピーになる噺なので、私も大変大好きなネタです。只、本来のサゲでは面白くないので、私なりに工夫して演じるようにしています。
五、さよなら動物園(桂三枝作) 桂 三歩(三枝門下) 何年か前に、宝塚ファミリーランドがなくなった時、ホワイトタイガーで有名だった動物園も同時に閉園になった。師匠の三枝がそれをモチーフに創作したネタです。「お前の雰囲気はゴリラやチンパンジーに合うから演るように」と、師匠からすすめられました。
※三枝兄さんは、桂三枝の創作落語絵本シリーズ「鯛」「考える豚」「からす」「ワニ」などを、黒田征太郎さんのイラストで出版されています。
※ 開口0番(文太の前ばなし)「て」の巻/「出囃子」 第476回 田辺寄席 10月19日(日)昼席午後1時10分開演 《いちもん会》 一、手水廻し 桂そうば(ざこば門下) この「手水廻し」は、雀々師匠にお稽古して頂き、上がったばっかりのネタで、高座には3回か4回位しか掛けていません。まだまだイメージ通りにはいきませんが、教えて頂いた通り一生懸命「長頭」を廻したいと思います。
二、寄合酒 桂まん我(文我門下) 「寄合酒」は、5年程前に、団朝兄さんからお稽古して頂いたネタです。団朝兄さんの「寄合酒」は工夫が良くて、米朝師匠が噺の中に取り入れられたそうです。そういう意味で、私も大事に演らせて頂いています。私も団朝兄さんに負けないように、ちょこっと工夫しています。
三、476号笑呆亭/「孝行糖」 桂 文太(五代目文枝門下) 師匠五代目文枝の十八番。師匠の文枝は、「立ち切れ線香」「百年目」「宿屋仇」「船弁慶」など、トリネタも十八番であったが、この「孝行糖」「宿替え」「喧嘩長屋」「ろくろっ首」など中ネタも得意だった。
(仲入り) 四、蔵丁稚 桂 宗助(米朝門下) 私は、「馬の田楽」「次の御用日」「佐々木裁き」「足上り」「ぬの字ねずみ」など、子供が活躍する噺が好きです。困るのは、独演会を演り出してから、3席並べるのに、ついついネタがつくので、毎回苦労しています。あまり自分の好みに走るのも考えものですね。
五、夢八 桂 雀々(二代目枝雀門下) このネタは、五代目笑福亭松鶴師匠の「上方はなし」に、「夢八」が載っています。それを元に前半のところを、小佐田定雄先生が付け足して下さり、改作して下さった。20年ほど前から演っています。後味が悪くならないように漫画チックに演じるように心掛けています。
※ 開口0番(文太の前ばなし)「と」の巻/「どがちゃが」 |
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