田辺寄席 演者・演題目録  

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桂文太のコメント付 演者・演題目録

30周年記念落語会(1) 2004年9月17日 演者・演題目録
30周年記念落語会(2) 2004年9月17日 演者・演題目録
30周年記念落語会(3) 2004年9月19日 演者・演題目録


田辺寄席30周年落語会(それぞれの「30年」をみんなで祝おう!!)
第一公演 2004年9月17日(金)午後2時30分開演

一、西の旅より・八度狸金玉仇討/桂 文太(文枝門下)

この噺は文太の贋作です。西の旅には夜の部で演ります「兵庫渡海鱶魅入(兵庫船)」ぐらいしか残っていません。そこで金比羅さんに行く方の噺を―と思いつき、創ったのがこのネタです。
狐は七化けて「東の旅・七度狐」。狸は八化けて「西の旅・八度狸」―で語呂は合いました。

二、がまの油/笑福亭喬若(三喬門下)〜昭和49年生まれ〜

面白い口上などで客を集め、買わんと損やという気持ちにさせ、品物を売ってしまうのが啖呵売。これをやると群集心理が分かって面白い。叩き売りをやった――何でもかんでもどんどん売れた。「桐のタンス、5000円」「ハイ」。男の子を連れたお父さんが買われたが、どうやって持って帰ったのだろう。文太が帰る時には、広場の隅に置かれ、西陽が当たっていた。

三、コジキノおっさんのすべて/桂あやめ(文枝門下)

近頃の子ども達が夢中になっているのがテレビゲーム。これがインターネットとつながり、ギャンブル性の高いサイトとアクセス―ある日、びっくりする請求が来る。噺の方で若旦那が夢中になるのがお茶屋遊び―親旦那のご意見―勘当!! この噺の若旦那は勘当されてもめげない。その生活をエンジョイする。それに比べ親旦那は? この発想がおもしろい!!

〈仲入り〉

四、寄席の獅子舞/笑福亭三喬(三喬一門)

文太が育った京都・大徳寺の実家には、昭和30年代前半まで正月には獅子舞が来た。白みその雑煮を祝い、お年玉をもらうとやって来た。玄関先で見せてくれるのだがうまいものだった。ところがである。最後に恐怖の決まりがあった。「雅男、かんでもらい」という母の声で私は頭を突き出し、獅子にかまれなければならないのだ。今思い出すとなつかしい。今日は三喬獅子にかんでもらおうかな? お客さんもかんでもらいはったら…。祝儀はいりますが…。

五、笠碁/笑福亭鶴志(故六代目松鶴門下)〜昭和49年入門〜

「日本の碁は陣取りゲーム、中国の碁は生き残りゲーム」と囲碁の呉清源さんが言っていたのを、聞いたことがある。自称二段の父から囲碁の手ほどきを受けたが、文太は石取りゲーム。ちっとも強くならなかった。先日、京都に帰ると、父が私に碁を教えてくれた碁盤で孫と五目並べをやっていた。もちろん孫(弟の娘4才)は待ったのし放題であった。

三味線 住田益子

〈開口0番〉「三喬のあの話この話」
もの知りの三喬さんの開口0番、どんな話が聞けるのか? この先をお聞きになりたい方は三喬さんの独演会で!!
開演10分前の午後2時20分から始まります。


田辺寄席30周年落語会(それぞれの「30年」をみんなで祝おう!!)
第二公演 2004年9月17日(金)午後6時30分開演

一、兵庫渡海鱶魅入/桂 文太(文枝門下)

船中の遊びで今回演じたのは「州づくし」で、あと「山づくし」「川づくし」や「ねずみ○○匹と掛けて○○○と解く、そのこころは○○○」というパターンの「チュー廻し」なども面白い。
ほかの船の旅では、「小倉船」が「考え物」。「矢橋船」が「色問答」と先人は工夫している。文太は「桑名船」では「折り句」をひねり出した。

二、茗荷宿/林家染弥(染丸門下)〜昭和49年生まれ〜

仕事の関係で地方の宿に泊まることがあるが、たまに妙な部屋に通されることがある。部屋に入るとカビ臭い、ゾクッとする霊気を感じる。文太は感じやすい方なのだ。そんな時は電気を全部点けて寝る事にしている。朝、額の裏を確かめると、そこにお札が!! やっぱりな、とよく見ると噺家の千社札だったりする。文太の霊感も当てにならない。

三、黒雲のお辰/旭堂南華(南陵門下)

女白浪物の一席。こういう主人公の女性は、色白で美人。細身で縞柄の着物が似合い、小股が切れ上がっている。読み手の南華さんにぴったり?の読み物。お辰を裁くのはご存知、大岡越前。さてどんなお裁きがつくのか?

〈仲入り〉

四、女道楽/内海英華(カッパ門下)

寄席ではトップバッターが前座。二つ目、三つ目…と続き、仲入り前が中トリ。仲入り後をカブリ、シバリ、モタレ。そして最後をトリと言います。トリ前に出るモタレは、トリの噺家がよい芸が出来るように、笑わせ過ぎてもだめで、しめ過ぎてもだめ。難しい役どころ。
さて、英華さんはどんな芸を見せてくれるか楽しみです。

五、皿屋敷/桂米八(米朝門下)〜昭和49年入門〜

お菊さんの幽霊が井戸の中からドロドロと現れて、一枚、二枚と皿の数をよむ…。
これは子どもの頃から何度となく聞いたが、芝居、映画などで観た記憶がない。
それからお菊虫も見たことがない。何という虫の幼虫か? 教えてほしい。
でも、送って頂く必要はありません。文太は怖がりですから…。

三味線 住田益子

〈開口0番〉「英華のいいたい放題」
寄席三味線の時は桑原あい子。女放談の時は内海英華。そして開口0番のときは?
いろいろな話を聞かせてくれますが、この後をお聞きになりたい方は、CDで…。
開演10分前の午後6時20分から始まります。


田辺寄席30周年落語会(それぞれの「30年」をみんなで祝おう!!)
第三公演 2004年9月19日(日)午後1時開演

一、矢橋船小烏丸由来/笑福亭たま(福笑門下)

東の旅に属する一席。戦後滅んでいたのを米朝師匠が復活されたもの。問答のところに、米朝師匠の工夫が随分あると思う。それに福笑さんがもう一工夫加えて、たまさんに伝えたもの。35分近くある噺だが、無理を言って今日はこの寸法で演じてもらう。

二、山内一豊とその妻/旭堂花鱗(南鱗門下)

高知競馬場のハルウララがブームになった。強いからでなく、走っても走っても負けるからである。ハルウララをモデルにしたCDが売り出され、たてがみが当たらないというので、交通安全のお守りにされた。そして、天才ジョッキー武豊まで騎乗したがやっぱり負けた。しかし、このハルウララには、何か乗せられた?想いがせんでもない。妻の鑑―ただ、読むのが講釈師、口車に乗せされないように―。

三、お玉牛/桂福矢(福団治門下)〜昭和49年生まれ〜

落語の大切な要素に(1)落げ(2)喋べり(3)仕草があります。この噺のクライマックスは仕草が重要な役割を果たします。文太が初めて「お玉牛」を聞いたのはもちろん、三代目春団治師匠。牛の大きさが出ていると感心たものです。
噺の中に出てくるハメ物は「トッツルガン」です。

〈仲入り〉

四、ズバリ当てま賞〜「な」の二十一番/桂 文太(文枝門下)

前回「ね」の二十番は「猫定」。枝雀師匠の「緊張と緩和」の法則で言うと、完全に緊張の勝った噺。筋に力があるので、そうギャグは入れなくてもよいのですが、笑いがないとどうも演っていて頼りないように思うのですが…? ただ演り応えのあるネタで、年がいけばいくほど演れそうな噺。大切にしたいと想う。

五、悋気の独楽/露の都(五郎門下)〜昭和49年入門〜

噺家の紋は一門で決まっている。笑福亭―五枚笹、米朝・文枝―結び柏、春団治―花菱、五郎―桔梗、林家―うさぎ、などである。
噺家になって紋付を着られるというのは、一人前になったようでうれしいものです。
また人によっては、変え紋を付ける人もいますが、それはまたお洒落なものです。


三味線 早川久子

〈開口0番〉文太の前ばなし―「け」の巻「けつね」
きつねのこと。きつねうどんはけつねうどん。子ぎつねコンコン山の中…は子げつねコンコン…とちょっと歌いにくい!!
開演10分前の午後1時20分から始まります

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